RE:WAVE パーマシリーズ 概要
- MEN'S PERM SYSTEM -
メンズパーマの「再現性」と「質感」を最大化するために設計した、パーマ特化型の薬剤+処理剤システムです。還元ベースの S、軟化ベースの H という2種類の1液に、処理剤 PLEX を組み合わせ、毛質と履歴に合わせて使い分けます。
必要なところにだけしっかり効かせることが最大のポイント。単なる「カールを作る技術」ではなく、「髪の質感そのものをデザインする技術」へ。全アイテム化粧品登録です。
現場の課題
毛質や履歴ごとに薬剤を細かく使い分ける必要があり、判断に時間がかかる。
還元剤のパワーに頼ると、ダメージ・パサつき・チリつきが避けられない。
同じメニューでも担当者によって再現性にばらつきが出る。
従来のパーマとの違い
| 従来のパーマ | 404 のパーマ | |
|---|---|---|
| 核心 | 還元剤のパワーに頼る。 | 髪の構造を見極め、必要なところに作用させる。 |
| 目的 | カールやウェーブを作る。 | 髪質やフォルムをデザインする。 |
| 髪へのアプローチ | 力づくで結合を変える。(広範囲に作用) | 必要なところだけに効かせる。 |
| 仕上がりの価値 | 形が変わるが質感が粗い。 | ツヤ・フォルム・扱いやすさを同時に再現。 |
| お客様の価値 | ダメージは伴うが強いパーマも可能。 | 何もつけていなくてもかっこいい、という感動。 |
| 美容師の価値 | 誰でもできる技術で差別化が困難。 | 感性と技術を活かせる、価値の高い挑戦。 |
PICKUP FEATURES
404 ができる “ダブル還元”
髪内部にあるシスチン結合(S-S結合)は場所によって性質が異なり、S1は親水性、S2は疎水性です。従来のパーマは S1 のみに作用する薬剤が中心でした。
RE:WAVE は S1 に作用する還元剤と S2 に作用する還元剤を両方配合。どんな髪質でも結合全体をしっかりと形を変えられるため、持ちのいいウェーブが作れ、かかりにくい髪質にもウェーブを定着させられます。毛先やダメージ部にも均一に作用し、ムラのない仕上がりになります。
2種類の1液を調合して使う
S は還元に特化したクリームタイプ、H は軟化に特化したクリームタイプです。ダメージレベルと髪質から診断し、H と S の比率を変えて薬剤を選定します。
バージン毛や硬毛は H の比率を高く、ブリーチ毛などのハイダメージ毛は S の比率を高く。
パーマダメージに特化したケア剤
施術中に起こるダメージの軽減や髪の補強をすることで、持ちや質感を向上させる目的で使用します。
液体なのでロッドで巻かれた状態でもムラなく塗布でき、しっかり浸透します。1液・2液への添加、前処理・中間処理と、工程を問わず使えます。
1液の還元剤
パーマのウェーブは、髪内部にある S-S 結合を一度切り、ロッドの形に合わせて再結合させることで作られます。この「結合を切る」役割を担うのが還元剤です。
| 還元剤 | 作用する結合 | 特徴 |
|---|---|---|
| チオグリコール酸システアミン | S1・S2 | チオの力強さとシステアミンの優しさをあわせ持つハイブリッドタイプ。還元力と優しさのバランスがよく、安定した反応が可能。弾力とツヤを両立したまとまりのある柔らかいカールに仕上げるのが得意。 |
| システアミン | S2 | 髪に近いアミノ酸系の還元剤。アミノ酸由来で髪に馴染みやすく、ダメージを抑えながら作用する。柔らかく自然なカールやツヤ、しなやかな仕上がりが得意。 |
| チオグリコール酸アンモニウム | S1 | 強い力でしっかり形を変える。還元力が強く、シスチン結合をしっかり切ることができ、リッジ感のあるウェーブが得意。※ S には配合していません。 |
LINEUP
1液 / 軟化ベース
1液 / 還元ベース
処理剤 / パーマダメージケア
※ 全て化粧品登録です。 ※ 調合の目安(ダメージレベル・髪質別の H:S 比率)は、導入時の講習および技術資料にてご案内しています。
PLEX の有効成分
| 成分 | 効果 |
|---|---|
| 活性ケラチン | 髪の9割を占めるタンパク質(ケラチン)をより浸透・定着しやすくし、ダメージで失われたタンパク質を補ってハリコシと毛髪強度を向上させます。髪の軸を補強することで、ウェーブをしっかり形成し、キープしやすくします。 |
| リンゴ酸 | タンパク質の流出を軽減・抑制し、髪の内部構造を保護します。アルカリ性に傾いた髪のpHを弱酸性に戻すバッファー効果があり、キューティクルを引き締めてツヤと強度を与えます。 |
| シクロヘキサン-1,4-ジカルボン酸ビスエトキシジグリコール | リンゴ酸と一緒に配合することで、活性ケラチンや他の有効成分の浸透をより促進させます。ベタつきが少なく保湿効果もあるため、指通りやなめらかさを向上させます。 |
| レブリン酸 | 熱を加えることで髪のタンパク質と結合(架橋)し、髪内部に芯を作ってハリコシや柔軟性を与えます。ポーラスになった髪を健康毛に近い疎水性に近づけ、パサつきや広がりを抑制します。 |
| エルカラクトン | 結合して保護層を形成し、湿気によるうねりや広がり、絡まりを抑制。熱による結合のためシャンプーで流れにくく、補修効果が長持ちします。 |
| ソルビトール | 糖類の一種で、ヒアルロン酸の約3倍もの高い保湿力を持ちます。水分を抱えこむ力が強く、毛髪の水分を保持して乾燥を防ぎます。 |
PLEX の使い方
調合の割合に対して1液に10〜20%添加し、薬剤の粘性を調節します。20%以上添加した場合は減力に注意が必要です。
2液(OX)に対して5%を添加します。放置タイムの変更は不要です。
5〜10倍希釈(フォーム容器)して5〜10プッシュを、ハイダメージ部や既パーマ部へ塗布します。対象を誤ると減力するため注意が必要です。
中間水洗後、5〜10倍希釈(アプリケーターまたはフォーム容器)して塗布します。
パーマのメカニズム
髪はアミノ酸が集まってできており、アミノ酸どうしを繋いで形や強さを支えているのが側鎖の3つの結合です。パーマは主にこの側鎖に作用し、結合を切ったりつなげたりすることでウェーブやカールを形成します。
| 種類 | 性質 | パーマとの関係 |
|---|---|---|
| シスチン結合(S-S) | 一番強く、髪の形を決める硬い結合 | 還元剤でしか切れない。 |
| 塩結合(+ −) | pHに影響される結合 | パーマ剤のアルカリで切れ、中間水洗などで戻る。 |
| 水素結合(水-水) | 水や熱で簡単に切れ、乾くと元に戻る弱い結合 | ドライヤーでのセットやシャンプーに影響する。 |
ウェットになることで「水素結合」が切断される。ワインディングにより毛髪が曲がり、その他の結合にひずみが生まれる。
1液に含まれる還元剤によって「シスチン結合」が切断され、アルカリによって「塩結合」が切断される。
ずれた各結合が2液に含まれる酸化剤によって再結合し、カールが形成される。
この一連の流れが「クリープ」と言われます。低温でも熱を加えた方がより効果的です。